女性の薄毛・脱毛症・AGA治療ならウィルAGAクリニックレディース
ポニーテールや髪を頭の上で束ねるアップスタイルの髪型をよくしている女性は、「牽引性脱毛症」を発症することがあります。これは、髪が強く引っ張られることによって起こる脱毛症で、髪型以外にも過度なヘアアレンジや誤ったヘアケアなども発症の要因となります。
しかし、牽引性脱毛症は髪の負担を減らし、正しいヘアケアをすることで改善が可能です。
今回は、女性に起こりやすい脱毛症の一つである「牽引性脱毛症」を取り上げ、原因や改善方法、そして牽引性脱毛症と間違われやすい脱毛症についても解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください。
目次
牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)とは、髪が強く引っ張られて髪が抜けたり、薄くなったりする病気です。
必要以上に髪が引っ張られると、頭皮や毛根にダメージが加わり、抜け毛が増えて薄毛になることがあります。また、強く引っ張ることで頭皮の血行不良が起きて、切れ毛や抜け毛が増え、さらに薄毛が目立つようにもなります。
ゆえに、牽引性脱毛症は良くヘアアレンジをする女性に多く見られます。
参考:
脱毛症 Q16ヘアスタイルと脱毛症の関係はありますか?(公益社団法人日本皮膚科学会)
牽引性脱毛症の原因は、強く引っ張るなど、髪への過度な負荷が原因です。具体的には、次の3つがあげられます。
牽引性脱毛症を引き起こす原因で最も代表的なのが、ポニーテール、頭の上でのお団子ヘア、三つ編み・編み込みヘアなどのアップスタイルです。
これらの髪型をずっとし続けることで、頭皮や毛根にダメージが蓄積し、症状が現れることがあります。また、前髪を常に同じ分け目にしていることも、薄毛症状を招く要因です。
そして、このような原因は、特に毎日仕事で髪をまとめる女性に多く、また中学生や高校生など子供であっても、常に髪を後ろでしっかりとまとめるヘアスタイルをしていると発症の可能性があります。
エクステも、牽引性脱毛症を招く原因の一つです。
エクステ(ヘアーエクステンション)とは、化学繊維や人毛の毛束を接着剤や金属チップなどを使って本来生えている髪の毛につけたり、編み込んだりして楽しむヘアアレンジです。
もともとある毛から一部だけ色や質感を変えることができるので、おしゃれな印象を与えたり、手軽にイメチェンができるとして若い世代に人気があります。
しかし、常に髪を編み込んでいる状態になるため、強く頭皮が引っ張られたり、重さによって頭皮にダメージが加わったりすることで、牽引性脱毛症を引き起こすことがあります。
また、エクステの編み込み部分には汚れが溜まりやすいため、これも頭皮トラブルの要因にもなります。
ストレートやカールなど、毎日ヘアアイロンでヘアアレンジを楽しんでいる女性は多いでしょう。
しかし、毎日のヘアアイロンは熱の力によって髪のバリア機能をもろくしたり、ダメージホールといって髪内部の成分流出につながったりと、髪を傷める原因になります。
そして、ヘアアイロンはコテで髪を挟み、さらに強く引っ張るため、頭皮のダメージにつながり、それが牽引性脱毛症を起こすことにもなります。
牽引性脱毛症に見られる症状と、抜け毛の特徴について詳しく解説していきます。
牽引性脱毛症を発症すると、まず生え際や分け目が目立つようになります。生え際や分け目は、ポニーテールなどで力が加わりやすい部分のため、頭皮への負担が大きいためと考えられます。
また、いつも結んでいる部分の髪のボリュームが減り、切れ毛や枝毛などが増加することも症状の一つです。結んでいる部分の髪が抜けたり切れたりすることでボリュームダウンするとともに、強く結びすぎることで頭皮の負担や血行不良が起き、ダメージが蓄積していきます。
さらに、抜けた毛を良く見てみると、毛の毛根部分に「白いもの」がまとわりついているのも、牽引性脱毛症ならではの特徴です。
この白いものは「毛包」と呼ばれる部分で、自然な抜け毛であれば出てこない部分とされています。しかし、牽引性脱毛症では髪が必要以上に引っ張られることで、毛包がくっついたまま抜けてしまいます。
また、毛根の先にヒゲのようなものがついているのも特徴の一つです。これは、成長途中の髪が引っ張られたことで毛根が変形し、できたものとされています。
逆に、これらのような特徴が見られず、抜け落ちた毛が痩せ細っている場合は、他の脱毛症の可能性が高いです。詳しくは後述しますが、少しでも心当たりがある場合は速やかに治療を開始するようにしましょう。
牽引性脱毛症は、日々のヘアアレンジの習慣を改めることによって、改善させることが可能です。具体的な方法を見ていきましょう。
牽引性脱毛症を改善するためにまず行ってほしいのが、髪を傷めるヘアアレンジをやめ、頭皮を休ませることです。
前述したように、牽引性脱毛症はポニーテールなどのアップスタイルによって髪が強く引っ張られることが原因で引き起こされます。
ゆえに、いつも髪を後ろでまとめている女性は、髪を下ろし、頭皮を休ませる時間を設けてあげましょう。
エクステやヘアアイロンなど、過度なヘアアレンジも控えるのが大切です。
若い女性にとって、日々好きなヘアスタイルにすることは楽しみの一つでもあるでしょう。しかし、髪や頭皮に溜まったダメージは着実に髪を傷め、牽引性脱毛症につながります。
これからも健康的で若々しい髪でいるためにも、過度なヘアアレンジは控え、髪を労わるようにしてください。
強く引っ張られ緊張しっぱなしの頭皮を、マッサージによってリラックスさせるのも効果的です。
簡単にできる方法を下記にまとめましたので、バスタイムや就寝前などで実践してみてください。
2.首と肩がほぐれたら、手のひらを使って頭全体をもみほぐし、指の腹で小さい円を描くように頭皮を揉んでいく。このとき、髪の上からではなく、髪の中に指を差し入れ、頭皮を直接動かすようにするのがポイント。
3.次に、右手の親指を右のこめかみに当て、他の指をおでこの生え際に置く。そして、左手の親指は襟足の左側に当て、他の指をこめかみ付近の生え際に置く。両手に同時に力を入れ、頭を上部に引き上げるようにして、ゆっくり手を放す。
4.3の動きを左右の手の配置を入れ替えて再度行う
マッサージのやりすぎは、かえって頭皮への刺激となることがあるので、毎日5分程度を目安に少しずつ行うよう意識してみましょう。
そして、上記のようにヘアアレンジの習慣を見直すことに加え、クリニックで治療をすることでさらなる改善効果が見込まれます。
例えば、頭皮の血行不良を改善し、毛髪組織を活性化させる治療薬を使用することで、発毛が促され、牽引性脱毛症をより早く、確実に治療することができます。
より詳しく知りたい方は、女性向けの薄毛治療をしているクリニックにご相談ください。
さて、ここまで牽引性脱毛症の解説をしてきましたが、女性の脱毛症には他にも種類があり、時に牽引性脱毛症と間違われる場合があります。例えば、次の3つが代表的です。
FAGAは、女性男性型脱毛症とも呼ばれ、女性ホルモンの乱れや男性ホルモンの増加によって引き起こされる女性の脱毛症です。
主な初期症状としては、分け目が広がったように感じたり、頭部全体の髪の毛が細くなって抜けたりします。そして、症状が進むにつれて、生え際や頭頂部を中心に髪が薄くなったり、脱毛の範囲が徐々に広がっていったりなどの症状が現れるようになります。
ちなみに、男性に起こるAGA(男性型脱毛症)は額の生え際や頭頂部のどちらか、もしくは両方の髪が薄くなるため、FAGAとは症状の出方に違いがあります。女性の場合、頭頂部もしくは全体的に均一に抜けていくことが多いのが特徴です。
FAGAの症状や原因について詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
参考:
脱毛症 Q8女性型脱毛症は男性型脱毛症とちがうのでしょうか?(公益社団法人日本皮膚科学会)
FAGAは、初期段階では症状が出ているのか分かりにくいため、ある程度症状が進行した状態で発覚することが多いです。
しかし、FAGAの治療は症状がかなり進んだ状態ではあまり効果がないとされています。ゆえに、FAGAは早期発見・早期治療が肝心です。少しでも心当たりがある場合は、速やかに女性向けの薄毛治療を行っているクリニックを受診して、治療を開始するようにしましょう。
ウィルAGAクリニックでは、女性向けの薄毛治療も行っており、医学的根拠に基づくオリジナル発毛薬「es women(エス ウーマン) 」や、純国産、100%原液の幹細胞培養上清液から抽出した「数百種類以上の高濃度成長因子」や「エクソソーム」(細胞や組織に働きかけ生体をコントロールするメッセージ物質)を、最新機械を用いて最も効果的な深さ(1.5mm程度)のHP領域へ直接注入する「最新LHDV頭皮注入治療」などの治療プランをご用意しています。
詳しく知りたい方はウィルAGAクリニックにご相談ください。
円形脱毛症は、円形や楕円形に髪の毛が抜ける脱毛症で、ゆっくり進行していくFAGAや牽引性脱毛症とは違って、突然髪の毛が抜け落ちるのが特徴です。誰にでも発症する可能性がありますが、男性よりも女性に多い傾向にあります。
代表的な原因はストレスと言われますが、それ以外にも自己免疫疾患やアトピー素因(気管支炎やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのアトピー性疾患など)、女性ホルモンの減少など考えられる原因はさまざまです。
円形脱毛症が疑われる場合は、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。
参考:
脱毛症 Q10円形脱毛症とはどのような病気なのでしょうか?(公益社団法人日本皮膚科学会
びまん性脱毛症は、女性が発症する脱毛症の中でも特に多いと言われている脱毛症で、食生活の乱れによる栄養不足やストレス、血行不良、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな原因で引き起こされ、若い女性でも発症することがあります。
頭部全体の髪の毛が薄くなる症状が特徴で、髪の毛の本数が減少したり、1本1本の毛が細く弱々しくなったりすることで、頭皮が透けて見えるようになることもあります。
びまん性脱毛症も、症状に心当たりがある場合はすぐにクリニックを受診し、治療を開始するようにしましょう。
びまん性脱毛症については、下記でも詳しく解説しています。
https://will-aga-lady.clinic/column/aga-knowledge/diffuse-alopecia/
今回は、牽引性脱毛症について解説してきました。
日常的にポニーテールなどのアップスタイルをしている女性は、やりすぎると牽引性脱毛症になる可能性があるため、髪を下ろす時間を設けるなど、髪や頭皮に負担をかけないようにしましょう。
そして、長年FAGAなどの薄毛に悩んでいるという女性は、ウィルAGAクリニックにご相談ください。
薄毛に悩む女性が一人でも悩みから解放されるよう、全力でサポートしていくことをお約束します。